床暖房を後付けする方法と注意点1

重ね張りをする場合

床暖房にリフォームする方法には、重ね張りと張り替えの2つの方法があります。ここでは重ね張りの特徴と、注意点について解説していきます。

重ね張りとは、今ある床の上に床暖房を設置する方法のことを言います。
リフォームの規模としてはあまり大きなものにはならず、リフォームを行う際に大きな音が出ないというメリットがあります。
リフォームに要する日程も1日程度と非常に短いため、あまり長く家に人に出入りしてもらいたくない方や、リフォームに時間をかけたくない方にお勧めの方法です。
また、費用も張替えと比べて非常に安価になっています。

しかし、重ね張りにした場合には部屋に段差ができてしまうため部屋のバリアフリー性が損なわれてしまうというデメリットがあります。
そのため、小さなお子さまやお年寄りがいるご家庭では、この段差部分に見切り材(クッション)を付け、躓きにくくしておくことをおすすめします。
重ね張りで床暖房を導入しようとお考えの方は、このようなデメリットも知っておきましょう。